ラベンダーの精油を買ってみたけど、どう使えばいいのか分からない。肌に直接つけていいの?お風呂に入れても大丈夫?
精油(エッセンシャルオイル)は手軽に香りを楽しめる一方で、使い方を間違えると肌トラブルの原因にもなる。わたしはこのブログで、精油を組み合わせてブルー ドゥ シャネルやジョーマローンの香りを再現する記事も書いているけど、その土台になっているのがこの記事で紹介する「基本と安全のルール」。
アロマテラピー検定1級の勉強で学んだことをもとに、初心者が最初に押さえておきたいことだけを書いていくね。

先に結論を言うと、「原液を肌につけない」「飲まない」。この2つだけは必ず守ってね。
この記事でわかること
- 精油と「アロマオイル」の違い
- 初心者でも安全にできる精油の使い方3つ
- 肌に使うときの希釈濃度の計算方法
- 絶対に知っておきたい注意点(光毒性・子ども・ペット)
- 精油の保存方法と使用期限の目安
精油とアロマオイルは別もの
最初につまずきやすいのがここ。
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花・葉・果皮・樹脂などから抽出した、天然の香りの成分。100%植物由来で、植物によって含まれる成分が違うから、香りだけでなく性質も1本ずつ違う。
一方、雑貨店などで「アロマオイル」「フレグランスオイル」として売られているものの中には、合成香料が入っていたり、精油をアルコールや植物油で薄めていたりするものもある。香りを楽しむだけならそれでもいいけど、肌に使ったり、アロマテラピーとして使ったりするなら、「精油」「エッセンシャルオイル」と書かれていて、植物の学名や抽出部位、原産国などが表示されているものを選ぶのが安心。

ちなみに日本では、精油は医薬品でも化粧品でもなく「雑貨」の扱い。なので「〇〇に効く」とうたって売ることはできないんだよね。
初心者でもできる精油の使い方3つ
芳香浴(いちばん手軽で安全)
香りを部屋に広げて楽しむ方法。アロマディフューザーを使うのが一般的だけど、道具がなくてもできる。
- ティッシュやハンカチに1〜2滴たらして、近くに置く
- マグカップにお湯を入れて1〜2滴落とし、立ちのぼる湯気と一緒に香らせる
- アロマストーン(素焼きの石)に数滴たらして、デスクや枕元に置く
最初は1〜2滴から。「物足りないかな」くらいがちょうどいい。香りは時間がたつと部屋に広がるし、鼻もだんだん慣れてくるから。
沐浴(お風呂)
精油は水に溶けないので、湯船にそのまま落とすと表面に浮いて、肌に原液がふれてしまう。必ず、植物油や天然塩、無水エタノールなどに混ぜてから入れよう。全身浴なら精油は1〜5滴程度が目安。肌が敏感な人は少なめから。
トリートメント(マッサージ)
精油を植物油(キャリアオイル)で薄めて、肌に塗る方法。ここで大事になるのが「希釈濃度」。
肌に使うときの希釈濃度の計算
アロマテラピーの基本では、ボディに使う場合は1%以下、顔に使う場合はさらに低い0.1〜0.5%が目安とされている。
精油1滴はだいたい0.05mlなので、計算はこうなる。
| 植物油の量 | 1%にするための精油の量 |
|---|---|
| 10ml | 2滴 |
| 20ml | 4滴 |
| 30ml | 6滴 |
思ったより少ないと感じるかもしれないけど、精油は植物の成分がかなり濃縮されたもの。濃くしても効果が上がるわけではなく、肌への刺激が強くなるだけなので、この量は守ってね。
初めての精油はパッチテストを
肌に使う前には、薄めたオイルを腕の内側に少し塗って、24〜48時間ほど様子を見るのがおすすめ。赤み・かゆみが出たら、すぐに洗い流して使用をやめよう。
絶対に知っておきたい注意点
原液を肌につけない・飲まない・目に入れない
精油の原液は刺激が強く、肌荒れやかぶれの原因になる。口に入れるのもNG。手についた場合は、すぐに石けんで洗い流してね。
柑橘系の「光毒性」に注意
ベルガモット、レモン、グレープフルーツなどの柑橘系の精油(特に果皮を圧搾して作られたもの)には、紫外線と反応して肌に炎症やシミを起こしやすくする成分を含むものがある。これを光毒性という。
柑橘系の精油を肌に使ったあとは、数時間は直射日光に当たらないようにしよう。日中に使いたいなら、夜のケアにまわすか、芳香浴で楽しむのが安全。

ちなみに、ベルガモットを使った香水は昔から多い。日差しの強い日に首など日の当たる場所へつけるときは、少し気にしておくといいかも。
子ども・妊娠中・持病がある人
3歳未満の子どもには、芳香浴以外の方法は使わないのが基本。それ以上の年齢でも、大人よりかなり量を減らす。妊娠中の人、持病がある人、薬を飲んでいる人は、使う前にかかりつけの医師に相談しておくと安心。
ペット、特に猫がいる家庭
猫は精油の成分を体の中で分解するのが苦手だと言われている。猫がいる部屋でディフューザーを長時間使うのは避けて、使うなら猫が自由に出入りできない部屋にしよう。犬や小鳥、小動物も、体が小さいぶん影響を受けやすい。心配なら獣医師に相談してね。
火のそばで使わない
精油は引火しやすい。キッチンのコンロのそばや、キャンドルと近い場所に置かないように。
精油の保存方法と使用期限
精油は光・熱・空気で少しずつ劣化していく。
- 遮光ビン(茶色や青色のビン)に入れたまま、ふたをしっかり閉める
- 直射日光が当たらない、涼しい場所に立てて保存する
- 開封後は1年以内、柑橘系は半年ほどを目安に使い切る
香りが明らかに変わった、色が濁ったと感じたら、肌に使うのはやめて、掃除用などに回そう。
香水好きこそ精油を知っておくといい理由
香水のノートに書かれている「ベルガモット」「ラベンダー」「サンダルウッド」「パチュリ」。実はこれ、精油として単体で買えるものが多い。1本ずつ嗅いでおくと、「このウッディさはサンダルウッドか」「この甘さはパチュリだな」と、香水の中身が少しずつ分かってくる。
わたしが精油で香水を再現する記事を書いているのも、この「分解してみる」のが楽しいから。気になる人はのぞいてみてね。


アロマテラピー検定の勉強方法は、こちらに書いてるよ。

まとめ
- 精油は100%植物由来。アロマオイルとは別もの
- 初心者は芳香浴から。1〜2滴で十分
- 肌に使うならボディ1%以下、顔は0.1〜0.5%に薄める(植物油10mlに精油2滴で1%)
- 原液NG・飲用NG。柑橘系の光毒性、子ども・ペットへの使い方に注意
- 遮光ビンで保存し、開封後1年(柑橘は半年)を目安に使い切る

精油は「ちゃんと薄めて、少なめに」が基本。ここさえ守れば、香りの楽しみ方がかなり広がるよ。
参考
- 公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)「アロマテラピー検定 公式テキスト」、および同協会の公式サイトに掲載されている精油の安全な使い方 公式サイトを見る
【最後に】この記事を書いた人


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