香りで印象が変わる?!香り心理実験紹介!

香り心理学
  • どんな香りが相手に好印象を与えるの?
  • 香りが日常にもたらす影響は?
  • どんな場面で香りが役に立つ?

こんな悩みを解決します。

このブログでは、香り心理学をベースに、発信しています。
本日の紹介は”香りに関する心理実験”です。

香りって科学的にどんな影響があるの?

香りはただ「良い匂い」で終わるわけではないんです。

脳・感情・行動に影響を与える 科学的な効果が、さまざまな研究で示されています。

以下では、実際の研究・紹介サイトを根拠にわかりやすく解説します。

1.コーヒーの香りだけで「脳」が活性化する?

コーヒーに含まれるカフェインは脳を活性化する働きがあることは皆さんご存じだと思います。

そこでコーヒーの香りが持つ「プラセボ効果(思い込み効果)」にも注目した興味深い研究があります。

スティーブンス工科大学では100人以上の学生を2つのグループに分け、GMAT(大学院進学適性試験)の代数問題を解かせました。一方の部屋にはコーヒーの香りを漂わせ、もう一方は無臭にしました。

コーヒーの香りがする部屋で試験を受けたグループの方が、明らかに高いスコアを記録しました。

研究チームは、カフェインが含まれていなくても「コーヒーの香りは脳をシャープにする」というプラセボ効果が、認知パフォーマンスを実際に引き上げた可能性を指摘しています。

トリベー
トリベー

プラセボ効果とは思い込みの力で、本来は効果がないはずのものが体に効いてしまう現象だよ。ここではコーヒーの香りでカフェインを吸収したと思い込んでいるんだよ!

実際の記事はこちら

ほかにもコーヒーの香りが漂う場所では、困っている人を助ける人の割合が、香りのない場所に比べて約3倍に増加したという実験もあったりします。

カフェ・喫茶店が心地よいのはコーヒーの香りが影響しているのかもしれませんね。

2.「ローズマリー」で記憶力が向上する?

イギリスのノーサンブリア大学の研究では、ローズマリーの香りが漂う部屋にいるだけで、記憶力のテスト結果が5〜7%向上したという結果が出ています。

理由としてはローズマリーに含まれる成分(1,8-シネオール)が鼻から吸収され、血流を通じて脳の神経伝達物質に作用し、覚醒度や集中力を高める働きがあるためと考えられています。

トリベー
トリベー

読書や勉強中に”ローズマリー”のアロマを用いるといいかもしれないね!

3.「ラベンダー」は人を信じやすくさせる?

オランダのライデン大学の研究では、「信頼ゲーム」という相手にお金を預けて増やしてもらう心理学の実験を実施。

ラベンダーの香りがする部屋の参加者は、無臭やペパーミントの部屋の参加者よりも、相手(赤の他人)により多くのお金を預ける(信頼する)傾向がありました。

理由としてはラベンダーの持つリラックス効果が、警戒心を解き、他人に対して心を開きやすい状態を作ったと分析されています。

4.香りで「時間の流れ(スピード感)」が変わる?

日本の情報通信研究機構(NICT)は参加者に、画面上を一定の速度で移動する「白黒のドット模様」を見せます。

映像を見ている間、鼻元からレモン(清涼感のある香り)バニラ(甘く重い香り)、あるいは無臭の空気を流します。

参加者に「今の映像のスピードは、基準より速かったか?遅かったか?」を直感的に回答させます。

実験の結果、レモンの香りを嗅ぐと映像の動きが「遅く」感じられ、バニラの香りを嗅ぐと「速く」感じられるということがわかりました。

この知見は、VR(仮想現実)での没入感を高めたり、交通安全のためにスピード感覚を調整したりする技術への応用が期待されているそうです。

5.睡眠中の「香りのトレーニング」

最近の研究(カリフォルニア大学アーバイン校、2023年発表)では、高齢者が寝ている間に2時間、日替わりで異なる香りを嗅ぐだけで、半年後には認知能力が226%も向上したという衝撃的なデータも出ています。

嗅覚を刺激することは、脳を若く保つための強力な手段かもしれません。

この動画では、日本の最新技術(VRと香りの組み合わせ)を使って、どのように認知機能の改善を目指しているのかが紹介されています。

【おわりに】五感の中でも特別な「嗅覚」の力

私たちの五感の中で、唯一「脳の感情や記憶を司る部分」に直接届くのが嗅覚だと言われています。

今回ご紹介した実験結果の数々は、香りが単なる嗜好品ではなく、私たちの能力や時間感覚、さらには他人への信頼感までも左右する強力なツールであることを教えてくれました。

普段何気なく嗅いでいる香りに少しだけ意識を向けてみる。それだけで、あなたの世界の見え方が少し変わるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました